静的ファイル

静的ファイルは、フロントマターを含まないファイルです。画像、PDF、その他のレンダリングされていないコンテンツなどが含まれます。

これらは Liquid で site.static_files を使用してアクセスでき、次のメタデータが含まれます

変数	説明
`file.path`	ファイルへの相対パス、例: `/assets/img/image.jpg`
`file.modified_time`	ファイルが最後に変更された `Time`、例: `2016-04-01 16:35:26 +0200`
`file.name`	ファイルの文字列名、例: `image.jpg` (`image.jpg` の場合)
`file.basename`	ファイルの文字列のベース名、例: `image` (`image.jpg` の場合)
`file.extname`	ファイルの拡張子名、例: `.jpg` (`image.jpg` の場合)

上の表では file は何でも可能であることに注意してください。独自のロジックで使用される（for ループ内など）任意に設定された変数です。グローバルなサイトまたはページ変数ではありません。

静的ファイルにフロントマターを追加する

フロントマターの値を静的ファイルに直接追加することはできませんが、設定ファイルの defaults プロパティを使用してフロントマターの値を設定できます。Jekyll がサイトを構築すると、設定したフロントマターの値が使用されます。

次に例を示します

_config.yml ファイルで、次の値を defaults プロパティに追加します

defaults:
  - scope:
      path: "assets/img"
    values:
      image: true

これは、Jekyll サイトに画像（静的ファイル）が格納されている assets/img のフォルダパスがあることを想定しています。Jekyll がサイトを構築すると、各画像を image: true のフロントマター値を持つように扱います。

assets/img に含まれるすべての画像アセットをリストしたいとします。これを使用して static_files オブジェクトを検索し、このフロントマタープロパティを持つすべての静的ファイルを取得できます

{% assign image_files = site.static_files | where: "image", true %}
{% for myimage in image_files %}
  {{ myimage.path }}
{% endfor %}

サイトを構築すると、このフロントマター条件を満たす各ファイルへのパスが一覧表示されます。